All About Japan Photo and Video Contest: My Fave Japan受賞者発表!
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息をのむような風景から躍動感あふれる街角まで、参加者がそれぞれの視点で日本を切り取りました。
By AAJ Editorial Team
「All About Japan Photo and Video Contest: My Fave Japan」は、2024年12月~2025年1月にて我々All About Japan Tomodachi が主催したフォト&ビデオコンテストです。日本の自然、都市、文化、人々など、皆様が撮影した「My fave Japan」をテーマにした作品を募集しました。
本コンテストでは、約110件のご応募をいただきました。素晴らしい作品の数々に心から感謝申し上げます。
厳正なる審査の結果、以下の通り受賞作品を発表いたします。
グランプリ(1名)
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Photographer: Crystal
日本の魅力を再発見する旅へ -Fairfield by Marriott. Hotel voucher for 2 people for 1 night. (Choose from 29 facilities nationwide, from Hokkaido to Kagoshima. Value: ¥30,000.)
撮影者:Crystalさん
■All About Japan編集部より
Crystalさんの写真は、光の使い方が巧みで、日本の風景や文化、様々な情景が感じられる作品でした。特に、だるまの写真は臨場感にあふれ、あじさいの写真は抒情的で美しいと感じました。「My fave japan」というテーマが上手く表現されていたことから、グランプリに選出されました。
■プロカメラマン山田英博さんより
● いま自分がそこに立ち、その風景を見ている気持ちになる臨場感
● その場の空気感がダイレクトに伝わる
● 視線がまっすぐである(一般的には曲がってしまう)
● あじさいやだるまなどの日本的なアイテムの選択も良い
● キレイに撮ろう、上手く撮ろうとしておらずナチュラルな姿勢が感じられる
● ナチュラルである一方、あじさいの写真では一定の場所だけに光を当てたり、摩周湖の写真では手前の植物をボカして入れるなどのギミックも施されている
● ナチュラルさとギミックのバランスがベスト
● 言葉にできない(キャプションを付けづらい)雰囲気や空気感を伝えている。これは写真だからこそできることである
準グランプリ(1名)
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Photographer: Ana Rita
撮影者:Ana Ritaさん
■All About Japan編集部より
Ana Ritaさんの写真はアーティスティックな感性に溢れ、独自の視点が光っていました。美しいだけでなく、日本的な風景や色合いをAna Ritaさんならではの方法で表現している点が評価され、準グランプリに選ばれました。
■プロカメラマン山田英博さんより
● 4点のうち3点はミラーリングというテクニックを使用している
● それによる“異世界感”、道頓堀の猥雑さがよく出ている
● 絶妙な歪みが残っていてそれが個性である(プロならこの歪みを修正してしまう)
● 日本の日常の1コマをよく切り取っている
特別賞(5名)
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Photographer: Roxanne
撮影者:Roxanneさん
■All About Japan編集部より
工夫を凝らした撮影方法で、小さな丸の中に全世界が収まっているような、写真的な表現が印象に残る作品です。夫婦の愛もそこはかとなく感じられます。
■プロカメラマン山田英博さんより
● このような色合いが撮影できる時間帯の選び方が上手
● 周囲を見せないことで見せたいもの(富士山)にフォーカスするというテクニック
● 時代を超越している。昔も今もずっとそこにある日本を表現している
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Photographer: Radost
撮影者:Radostさん
■All About Japan編集部より
禅や和を感じさせる写真でした。富士山は良い意味でさみしさを感じさせ、日本を感じさせる一枚でした。
■プロカメラマン山田英博さんより
● 日本をしっとりと表現している
● 人を小さく入れることで自然の大きさや雄大さを際立たせている
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Photographer: Denise
撮影者:Deniseさん
■All About Japan編集部より
旅の瞬間を切り取ったスナップショットのような写真で、構図と配置が良く美しい作品です。特に鯛を中央に配置して撮影されたカットは、作者の視点の面白さが現れており秀逸です。
■プロカメラマン山田英博さんより
● 撮り方に意図がある
● ボカしやブラしを上手く使い、見せたいものにフォーカスできている
● 伝えたいこと、見せたいもの、テーマ設定を事前に行って撮影している
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Photographer: Daren
撮影者:Darenさん
■All About Japan編集部より
紅葉と家族のアンバランスさとそれによる意外性、そして散りゆく紅葉のはかなさと家族の愛情の対比が美しいと感じました。
■プロカメラマン山田英博さんより
● 葉の黄色と空の青をここまでくっきり引き立たせて撮れる時間帯の選び方が上手い
● 撮影者の素直でストレートな目線が表現されている
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Photographer: Binara
撮影者: Binara さん
■All About Japan編集部より
寂しさと郷愁が漂っていて、懐かしい気持ちになる一枚でした。一瞬が永遠に保存される感じが表現されています。
■プロカメラマン山田英博さんより
● ギミック&テクニックが盛りだくさん(逆光シルエット、色味の加工、写真上下の植物挿入など)
● 撮影者が考えるイメージ(日本の印象)がまずあって、それに合わせて撮影された創作写真
● 被写体との距離感がほどよい
改めて、ご応募いただいた皆さまに感謝申し上げます。今後も、皆さまに楽しんでいただけるイベントを企画してまいりますので、どうぞお楽しみに!